令和7年8月30日から9月2日、金沢大学は、令和7年4月に創設した「防災・復興人材特別プログラム」の主要科目として、新たに「防災・復興学入門A」「防災・復興学入門B」を開講しました。

9月2日に実施した「防災・復興学入門B」実技講習の様子
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この科目の特徴は、「防災」だけではなく「復旧・復興」の知識も有する防災士を育成することです。単位を修得することで「防災士(日本防災士機構認定資格)」の受験資格を得ることができます。
本2科目(4日間の集中講義で実施)では、学内教員及び実務者による講義やグループワークを通じて、自然災害への理解を深め、防災・復興に必要な知識とスキルを多角的に学び、将来、防災士として地域で活躍するための基礎力を養います。令和7年9月2日には、傷病者の観察の仕方、一次救命処置(心肺蘇生、AEDを用いた電気ショック、気道異物除去等)に関する講習を実施し、学生は救急法の基礎について、実技を交えて習得しました。
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金沢大学は、防災・復興人材特別プログラムを通して、日本だけでなく、世界の防災・減災、被災からの復旧・復興に貢献できる人材を育成します。
〇防災・復興人材特別プログラム概要
令和6年1月の能登半島地震を受け、専門知識を活かして被災地支援や自治体との連携を図れる人材の育成が急務となりました。本学では、災害、復旧・復興、防災・減災に関する科学的知見の学修により身につけた科学的、倫理的及び実証的な力をもって、地域の復旧・復興に貢献できる高度人材と社会の防災・減災に貢献できる人材の育成を目指し、令和7年4月に本教育プログラムを立ち上げました。本教育プログラムは、学士課程及び修士・博士前期課程の正課教育として実施し、「防災・復興学入門A・B」と防災・復興に関する共通教育科目、専門教育科目で構成しています。所定の要件充足者には修了証を交付します。
開講期間:令和7年8月30日(土)~9月2日(火)
対象 :全学生(学士課程の学生だけでなく、大学院学生も履修可能)
※「防災・復興学入門A」については、高校生も科目等履修生として
履修可能。単位修得によりKUGS特別入試の出願資格が付与される。
担当教員:金沢大学理工研究域地球社会基盤学系、
人間社会研究域地域創造学系教員ほか
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